【読書中】さみしい夜のページをめくれ

読書

この本を知ったきっかけ

最近SNSで「さみしい夜のページをめくれ」という本が発売されたことを知りました。この本、「さみしい夜にはペンを持て」という本の続編に当たるものです。「さみしい夜にはペンを持て」というのは、日記の書き方に関する本で、主人公のタコジローがヤドカリのおじさんに出会って、日記を書くことになるっていうようなストーリーです。海の中の世界観の面白さとか、日記ってこうやって書けばいいんだ的な話が心に刺さる良い本でした。その本の続編で、今度は本の読み方に関する内容だというので、早速買って読み始めました。

序盤部分のあらすじ(ネタバレなし)

今作では、タコジローは高校受験を控えているものの、進学先とかこのさきどうすればいいのかがまだ何にも決められないみたいな状況。そして相変わらずクラスメイトのトビウオだか何だかにウザ絡みされています。そんなとき、お祭りに来ていた占い師のヒトデに出会い、占ってもらいます(強制的に)。そこで本をもらいますが、それが自分とどう繋がるのか分かりません。自分への言葉として教えてもらったその一節の意味は何なのかとか、本を読むにはどうすればいいかとか、そういったことを一つずつ学んでいく…という感じのようです。

ここまでの感想

まだ序盤なんですけど、この本の中で、

本ってのはね、ほんとうの読者が手に取ってくれるのを、じっと待っているんだ。

/本ってのはね、ほんとうの読者が手に取ってくれるのを、じっと待っているんだ。本ってのはね、ほんとうの読者が手に取ってくれるのを、じっと待っているんだ。

という一節にぐっときました。たくさんの本がひっそりと立ち並ぶ図書館で、ただ一冊の本だけが自分に読まれるのを待っている…。そんな感覚って、すごくワクワクするなと。そして、それほどの感覚が得られた本ってこれまでどれだけあったかなと思いました。

この本は、そういう一冊との上手な出会い方を導いてくれそうな感じがします。

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