どういう経緯でかは忘れたんですが、書名を知って以来ずっと気になっていた『図書館の魔女』を読みました。あらすじ的なものは全く知らなかったので、何かファンタジーなんだろうなぐらいの感じで読み始めました。
あらすじ
鍛冶をして暮らす里で生まれ育ったキリヒトは、ある日王都にある図書館で「魔女」と呼ばれるマツリカに使えることになります。マツリカは声を出すことが出来ない幼い少女ですが、様々な書物を紐解き、数多くの言語を操ります。キリヒトは慣れないながらもマツリカに仕える日々を送りますが、やがて図書館も様々な出来事に巻き込まれ…というようなお話。
ネタバレなし感想
不思議な世界観だなというのが第一印象でした。てっきり完全な西洋風ファンタジーだと思い込んでいたので、キリヒトが草履を履いていたり出てくる食事が何かアジアっぽいものだったりして意外な面白さがありました。ストーリーは最初結構きついかも。とにかく長いんですね。そして、出てくる言葉が難しい。読んでいてだんだん分からなくなってくるというか…。難しい表現が多いからか、風景とかのイメージがなかなか浮かばないっていうのもあるかもしれません。何度か読むのをやめようかなぁって思ったんですが、頑張って読み続けたら本当に最後のあたりから急に面白くなってきました。そこに至るまで読むっていのがなかなか難しいかもしれません。
ネタバレあり感想
マツリカたちが巨人に遭遇して、キリヒトの本来の役目がわかるあたりのところから、急激に話の展開が変わって面白くなってきたという感じがします。それまで、キリヒトは何か敏感だなみたいなところがあったんですが、それが全て本来の役目である護衛としての才能であるということがわかり、「あー、そういうことかぁぁ」って思いました。そして、そういう本来の役目を隠してこのまま平和に過ごせればと思っていたキリヒトが、巨人に襲われてその力を出さざるを得なかったと時の悲しみのようなものがなにか胸に来ます。図書館の人たちはキリヒトの本来の役目を知った直後、騙されたように感じていましたが、「命救ってもらったのに何だよその態度は」と思っちゃいました。結局、イリムがそのへんのわだかまりを解いてくれてよかったなと思います。
こうして、キリヒトの本来の役目がわかり、マツリカを狙ったのが誰なのかというところも徐々にわかり始めてきたので今後の展開が楽しみだなになってきました。

